自然の流れに沿っている ということだと感じられた。
やはり、教えてくれたのは自然でした。
専門書を読んでいても、
山に入っていろいろな現象を観てみても、
とても面白い。
が、その前に、全てが調和しているように感じる。
光が沢山必要な種類の樹や花は、
暗い森の中では育ちません。
死んでいくだけ。
そのような森の中で生きていけるのは、光がない環境でも耐えうるような種類の樹。
そうやって大きな木の影でジッと耐え、
やがて上を覆いかぶさっていた樹が枯れて倒れたときに
一気に伸びる。
そして、光が沢山ある環境の中で起こる、他の樹との 競争 に打ち勝ったものが次の世代の樹として、そこに残る。
そこにあるべきものは残り、
そうでないものは去っていく。
そのような掟が自然の中にはある。
そのようなものが調和なんじゃないかと感じた。
そして、その過程において、個々が最善を尽くしている。
*
幣立神社である杉に出会った。
根が発達していて、
複雑に絡みあって、張り巡らされ、自然にできた階段のようになっている。
上を見ると、異常に太い枝が何本も何本も、腕を伸ばすように伸びている。
私は、この木に抱きつきいた。
優しい感触だった。
でも本当は、この木に包まれたような気持ちだったんだ。
*
皆それぞれが最善を尽くしているんだ。
それを実感して今日は涙が溢れてきました。
たくさんたくさん。
涙が出てきました。
アミットとのことを考えていて。
研究室で音楽を聞いていて。
事故現場を通りかかって。
ジョゼと虎と魚たち という映画を見ていて。
歌を歌っていて。
それは、良い表現型ではなくても。
個々が最善を尽くしていて、
全てに最大の愛情がこもっていて、
個々が、互いに調和している。
自然に置き換えると、すんなりと分かることが
人間界では難しく感じる。
そして人間界では、少し冷たい感じに現れてしまう時がある。
それでもそこに、確かにあるんだなって。
それを感じることができて嬉しい。
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