4.24.2012

親子の関係

子どもがいる訳じゃないから、親としての気持ちは知らないが、
子どもとしての気持ちは分かる。



母と話していると、「なんでそんな言い方しかできないのかしら」ということをサラリと言ってくる。

例えば、
『お母さん、あんたが4年で卒業すると思ってたとき、卒業旅行に行こうと思って、そのために旅行券貯めてたんだけど、あんたの帰省の行き帰りで使われちゃった。』

とか、

先日は、『あんたが居るから、お父さん仕事はやめられないのよね〜』

とか。


うちは自由業で、今すぐ仕事を辞めることは難しいのだけど、
でも辞めたいなら辞めればいい と思う。

旅行も、旅行に誘ってくれれば行く時間は作れるのに、そんなこと言われた事がなかった。

夫婦で旅行に行きたいなら行けばいいし、一人でも行けばいい。



自分から動かないのは、親なのに、親は子どものせいにしていた。



先日は、もう溜めれなくてモノ申したのだが...


泣き虫なので、「冗談なのに、いちいち怒ったり泣いたりされては、あんたとは話が出来ない。」と言われた。

母は、私を責めることで守られるのだろうか。
どちらにしろ、彼女は嫌味を言わなくては気がすまない性格だ。



ずっと、こう言ったら母が怒ったりするからと、母の顔を伺ったり、悲しませない様にしてきたが、

母は私を悲しませてると思わないようで、平気でタブーを言う。

その代わり、私が分かっている上でタブーを言ったものなら、
ものすごい落ち込んだり、怒ったりする。




したいようにしよう。
母に気を使ったりして、したいようにしないのは、それは私もまた、母のせいにしていることになる。

これは、少し前から、意識していることだ。




母は、母だし、お茶目なところがあったり、話もあったりして、好きだ。
けれど、100%依存したり信用してるわけじゃない。
子どもは、親に気を使ったりするのだ。
お母さんの笑顔が見たくて、子どもは気丈に振舞ったり、無理をしたりするものだ。
お母さんに褒められたくて頑張ったりするものだ。

けれども、ピンチの時は暖かく包んで欲しいのだ。



昔、軽くいじめられたことがあったが、当時はオオゴトで、どうしていいか分からず、
母に言ってみたところ、
単に、叱咤激励されてしまった...。


私は、きっと甘えたかったのだけれど、抱きしめてもらいたかったり、ヨシヨシとされたりしたかったのだけれど、
そういうことはあまりなかった。



親子は、近いようで遠い。

親子でなければ繋がらなかった関係かもしれない。


親とは何なのか、子どもとは何なのか... この年になると実際のところ、よく分からない。

*
雷が大嫌いで、雷がなり始めると一歩も歩けず、うずくまって耳を閉じていたのだが、

雷が落ちるとき、母がぎゅっと抱きしめてくれたことがある。

それは嬉しくて、全然怖くないと思った。




今度、二人で旅行に行こうと計画している。

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