6.16.2011

ビーズのお勉強。


少し前になるけど、ココでも紹介した、
6月4日に、 「工芸と観光 〜バリ島におけるビーズたちの変身〜」
というテーマの公開講座に参加してきた。



東京大学のね、松井健教授のレクチャーと彼のコレクションを楽しんできました。


ビーズって、 玉 + 穴 というその形態を言うんだけど

それってすごーーーーーーーーく大変なもので、
例えば、むか〜〜〜〜〜〜〜〜〜しむか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜し、まだ鉄とかもない時代にね、貝やら石やらに穴をあけるっていうのはすごい技術だそう。
(たしかに!)


空ける物(貝や石)より少し固い物を鋭くして、それを使って、少しずつ少しずつ
玉の両側から穴を空けて、中で貫通したら、ビーズになるの。


だから王様みたいな、とても偉い人だけがつけれる物だったそう。


ところで、このレクチャーではガラスビーズの話がメイン。
ガラスが発明されてからは、色々なビーズが作られていったらしい。



ジャワ玉(写真はお借りしてます)



コレはジャワ玉ってやつで、
こういうビーズがねイッパイ作られてたらしい。
(写真はトコ・ビーズさんより)


ベネチアでこのようなビーズが作られてたみたいなんだけど
なんか意外。







ジャワ玉(写真はお借りしてます)

こういう、ベネチア・ビーズは貿易に使われて、その美しい目新しいビーズ と 金や銀、コショウ(スパイス)を取引していたらしい。



アフリカやインドや東南アジアとか、世界各国でビーズを使って取引していたらしいんだけど、
国によって、好みのビーズが違ったらしく、各国の好みに合わせてビーズを作っていたらしい。




今では考えられないほど、高価!




そのうちガラスの価値は落ちてね、今はビーズなんてとってもカジュアルなもの。
ガラスビーズは、その技術が東南アジアでは伝承されて、今も作られているらしい。

ベネチアでは今では、この技術は伝承されていないから、作ることが出来ないんだって〜!


うーん、ビーズって奥深い…。



ところでね、日本ではトンボ玉や雁木玉というのがある。
(雁木玉は初耳 笑)

それは日本の技術なのか、それとも他国から入ってきたものをそう呼ぶようになったのか と疑問に思ったので、聞いてみると

元々は他国から入ってきたものだったけどそれを日本の好みに変えたんじゃないかな

ということでした。


その話を聞いててね、 「ほ〜〜〜!」 って思ったのが〜

日本はすぐに 日本風 にするみたいだったこと。

例えばね、
中国から器が入ってきたとして「これは飯を入れるのにちょうどいいな」と思ったらば、
それを「飯碗」と呼ぶ様になった 

らしい(笑)





文化とか歴史って、調査して数値として出るものじゃないから難しいわ。

こういう感じで、展示のおまけでレクチャーしてもらえるのは、イイねぇ〜

う〜ん、なんか、ちょっと説明ベタだが、
とにかく面白い講義だった〜。
そして、とてもきれいで可愛いビーズ、 欲しかった〜〜〜〜! 笑



世界にはきれいなものや面白いものがイーッパイある〜!

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